完璧な私が完璧じゃなくなるとき



ひよりちゃんを送り届けて、家に着いてから優人の様子がおかしい。

なんでか分からないけど、ソワソワしてる。

普段より歩いたから?

「あ、そうだ。優人。」

「ん?なに?」

「月曜日から、落ち着くまでの間ひよりちゃん駅に送ろうと思うんだけど、一緒に来てくれる?」

「いいよ。」

そんなにすんなり返事が帰ってくるとは思わなかった。

「え、本当に?」

「美琴から聞いてきたんだろ。」

「いつもなら嫌そうな顔するじゃん。」

「別に、全部が全部嫌なわけじゃないから。」

もしかして、誤解してたのかな。

いや、授業中も寝てること多いし、移動教室だって嫌がってる。

なら、めんどくさいの基準をわかってないってことかな。

「あと、俺にもっと頼っていいから。」

「え?」

「美琴から頼まれて嫌なことは1つもないから。」

「え?本当に?」

「本当に。」

私が呆然としてる顔見て、じゃっ、俺は帰るから。と言って本当に帰って行った。

え、なに?どういうこと?

もう十分頼ってるし、優人は頼られるのあんまり好きじゃないじゃん…。