完璧な私が完璧じゃなくなるとき



「じゃあ、行ってくるね!」

そう言ってどこかへ向かって行った。

そして、ソワソワしてる私。

聞いちゃいけない話ならどうしよう。

でも、今この状態で1人にするのは心配だし…。

「行ってくれば?」

「でも…。」

「大丈夫そうなら戻って来いよ。」

やっぱり優人の言うことは当たってた。

「行ってくる!」

私って頑固なのかも。

絶対こうと決めたら、考えを改められない。

いや、今はそれよりも、ひよりちゃんがどこにいるのかを探さなきゃ。

定番は体育館裏か、屋上だよね。

私たちの階は3階。

なら、まずは屋上から行かなきゃ。

いなかったら降りるだけ。

降りるのは簡単だし。

階段を駆け上がった先にある扉をゆっくりと開ける。

間違っても音を立てて気付かれちゃいけない。

ひよりちゃんを呼び出した女の子に、バレちゃダメだから。

ひよりちゃんには説明出来ても、他の子たちには説明できないから。

ゆっくりと開けた先には誰もいない。

死角も探したけど、やっぱりいない。

なら、体育館裏かな。

話し声も聞こえないところにいても、仕方ない。

次は外まで走らなきゃ。