完璧な私が完璧じゃなくなるとき



「今日のお昼用事があるから、2人で先に食べてて。」

あれから、視線は悪いままだけど、なにかされることもない日々。

ひよりちゃんから言われた言葉に深く考えもしていなかった。

「わかった。教室にいるね。」

きっと告白かな。

たまに呼び出されてる事あるし。

可愛くて、優しいひよりちゃん。

そりゃあ、男の子もほっとかないよね。

優人は全く気にして無さそう。

でもそれは、本当に気にしてないのか、私にバレないようにしてるのか。

どっちなのかは分からない。

情けないけど、聞く勇気もない。

「美琴ちゃん、なにか勘違いしてない?」

「えっ?」

「男の子じゃないよ?」

「そうなの?」

意外だけど、女の子からの呼び出しってなんだろう。

優人を見ても、やっぱり興味はなさそうで。

そもそも話聞いてないとかもある?

いや、優人はそういう人じゃない。

それは私がよくわかってる。

なら答えは1つ。

あまり、ひよりちゃんに聞かれちゃいけないこと。

だけど、それは悪い意味じゃない。

心配なら、こっそりついて行けば?って事。

大丈夫なら、引き返せばいい。