完璧な私が完璧じゃなくなるとき



「空き教室行くか。」

「なんで空き教室?それに先に購買行こ?」

「弁当作ってきたから大丈夫。」

え、お弁当?

作ってきたことなんて無いのに…。

「なんでお弁当?」

「後で言うわ。」

購買までの往復の廊下で見られることもないのはすごく助かる。

もしかして、それで早起きしてくれてたのかな…?

しかも、いつもはお昼は教室で食べるのに、わざわざ空き教室まで移動してくれるし。

でも、ごめんねは言わない。

2人もきっとそれを求めてないと思うから。

私なら、ごめんねより、ありがとうが聞きたいから。

空き教室について、いつも通りの空気でご飯を食べ始める。

お弁当でも美味しいのすごいなぁ。

「購買まで行くより、さっさと教室出れた方が良いだろ。」

それはさっきの私の疑問への答え。

「ありがとう。」

「それで、美琴ちゃんはこの後どうしたいとかあるの?」

「特になにかされてる訳でもないし、今はそのままでいいかなって。」

「佐原くんは?」

「美琴が良いなら、俺は別に。」

「逆にひよりちゃんは?」

「私は分からないから、美琴ちゃんに任せるよ!」