「とりあえず2人とも泣き止め。」
2人とも泣いてたら不自然だろ。
そう言う優人の言葉に、また2人で笑った。
落ち着くまで待ってもらってたけど、チャイムが鳴って、戻ることに。
まだ2人とも少し目は赤い。
だけど、誰も何も言ってこない。
そりゃあそうだよね。
男好きの女とその幼なじみ。
そして、その女と一緒で目が赤い女の子。
不自然でしかないんだから。
周りには誰もいない。
だけど、心で繋がってる2人がいる。
それだけで、周りの目なんか気にならない。
迷惑をかけるかもしれない。
嫌な思いをさせるかもしれない。
それでも許しあって、笑い合えるのが、友達なのかもしれない。
ありがとう。
声には出さない。
だけど、信じて傍に居てくれる2人がいる。
それがどれだけ幸せなことか。
今日、初めて知った気がする。
こんなにも心が軽い中、私たちは授業を受ける。
当たり前のように。
そりゃあそうだよね。
だって、私たちは何一つ悪いことなんてしてないんだから。
私はひよりちゃんと優人の、優しさに触れたんだから。
