完璧な私が完璧じゃなくなるとき



長い沈黙。

時間が経つにつれて、重くなる空気。

体感は1分を超えるけど、本当はそんなに経ってないのかもしれない。

「距離を置く…?どうして?」

考えたけど、分からない。

そんな顔をしてた。

「だって、ひよりちゃんにまで悪い噂が出るかもしれないじゃない?」

「じゃあそれは佐原くんにも聞いたの?」

「えっ?聞いてないけど…。」

「ならどうして私に聞くの?」

「優人は傍に居てくれるから…。」

「私だって同じだよ。」

そう言われて、気付いた。

「ごめんね。傷付けたよね。」

だってこの質問は、私は貴方を信用していませんって、言ってるようなものだから。

「大丈夫だよ?だってそれは、美琴ちゃんの優しさだってわかってるから。」

「ありがとう。」

「泣かすなよ。」

優人の言葉で、私は泣いてることに気付いた。

「え、ごめんね?そんなつもりはなかったんだけど…。」

「うんん。私こそ急に泣いてごめんね?」

お互いの顔を見て笑った。

だって、2人で気を遣い合ってたんだもん。

友達って、気を遣うものじゃないんだから。