完璧な私が完璧じゃなくなるとき



家も歩くところも、教室の席も隣。

いつ離れてるの?って聞かれたら、正直私もわからない。

強いていえば寝てる時。

今も優人は寝てるけど。

入学したばかりの頃は、この時間がすごく苦手だった。

でも、3年も繰り返してたら、そんなことは無くなって。

窓の外を見るのが日課。

たまに、告白現場を見て気まずくなったり、遅刻ギリギリの子を見たり。

いつも通り。平和。

「佐野さん。おはようございます!」

「ん?おはよう。」

笑って返せば、はぅ。って言われるのもいつもの事。

毎朝、挨拶だけは欠かさずしてくれる3人。

だけど、名前を聞いても教えてはくれなかった。

ルールがあるみたい。

そのルールの発案者、ぜひ呼んできてお話しよう。

ほとんど却下するから。

ちなみに3人は挨拶が終わるとスタスタと、離れていく。

本当は嫌われてるのかな?って思った時もあったけど、毎朝欠かさず挨拶してくれるから、その心配は無くなった。

しかも遠くで今日も挨拶できたって喜んでる声が聞こえるし。