「美琴ちゃん、佐原くんおはよう!どうしたの?」
「ひよりちゃんおはよう。なんでもないよ。」
「はよ。」
考えすぎて顔に出てたみたい。
ひよりちゃんに心配かけちゃダメだよね。
まだこの視線の意味も理解できてないし。
解決するには情報がない。
でも、噂なら、放置していれば、いつか無くなる。
人の噂も七十五日って言うし。
だけど、それに惑わされる人は沢山いるわけで。
いつも挨拶してくれる3人は今日は来ないし。
惑わされたのか、私がなにかしたのか。
確認は取れないし、連絡手段だってない。
まぁ、気にしてもいいことは無いし、実害が出るまでは放置かな。
カバンから教科書を机にしまう。
いつも通り。それだけを意識して。
「美琴。」
「なに?」
「バレバレ。」
「え?なんの話し?」
優人に痛い所を突かれたけど、ひよりちゃんにはまだバレてない。
「なんでもないよ?」
そう言って笑っても、納得しないみたい。
だけど、今の私にできることは何もない。
優人以外にはポーカーフェイスも通じるし。
後で家で相談するしかないかな。
