教室に戻る前に、ひよりちゃんに少し待っててもらって、購買に寄る。
体育の後にお昼休みの時は、いつもこの流れ。
違うのは、ひよりちゃんがいること。
人を待たせる申し訳なさと、待ってくれる優しさが嬉しい。
普段は優人しかいないから。
でもそれが当たり前になってた。
後でありがとうっていわなきゃ。
多分、怪訝そうな顔されるだろうけど。
私が伝えたい。
「美琴ちゃんは今日何買ったの?」
「いつもと同じだよ。」
「じゃあ、おにぎりだね。」
そう言って笑うひよりちゃんは、やっぱり天使みたい。
ひよりちゃんの笑顔に癒されながら、教室に入れば、優人が待ってる。
「お待たせ。」
「ただいま!」
ひよりちゃんと優人もいつの間にか仲良くなってる。
嬉しいけど、やっぱり寂しい。
2人が友達のままでいてくれたらいいのに。
ひよりちゃんは可愛くて、優しくて、ちょっとドジっ子なところもあって。
きっと男の人が好きなのは、ひよりちゃんみたいな子だよね。
たまに聞こえる私の話で、1人でなんでもできそう。
そう話されてるのは知ってる。
