完璧な私が完璧じゃなくなるとき



「お昼だー!2人は、お弁当?」

「購買だよ。買って来るからちょっと待ってて?」

わかったー、と元気な声を聞きながら、何も言わずに歩き出す。

購買は相変わらず混んでる。

学食はないから、お弁当がない人はみんなここで買う人が多い。

途中コンビニ寄る人もいるけど。

「友達できそうじゃん。」

「あんな風に話しかけてきてくれた人初めて。」

「良かったじゃん。高嶺の花の美琴さん?」

「その高嶺の花の隣を歩ける唯一の優人さん、ありがとうね?」

そう言えばお互い笑い合う。

お互いそんな大それた人じゃ無いことがわかってるから。

「今日は何食べようかなぁ。」

「購買も種類多くないしな。」

文句を言ったところで仕方ないけど。

たまには違うものが食べたい。

「あっ、今日はお弁当にしちゃお。」

「んじゃ俺は、いつも通りでいいかな。」

なんて私に言うくせに、私の分も一緒に頼んでくれる。

もちろんお金は出すけどね。

そのまま貰って、私の分も持ってくれる。

これ、他の人から見たら、すごい優しく見えるんだろうな。

実際そうだから、私も優人の隣を堂々と歩ける。