完璧な私が完璧じゃなくなるとき



「じゃあ、小さい頃の美琴ちゃんも知ってるってこと?」

「そりゃあ、まぁ。」

「今度見せてよ。」

「むり。」

私抜きで私の話が進んでる。

優人と話してた成本さんが急に振り返った。

「じゃあ、学校案内お願いするのは?」

「い、いいけど…。」

「じゃあ、お昼一緒に食べてから行ってくれる?」

ウキウキ顔の成本さん。

チラッと優人を見れば嫌そうな顔はしてない。

「ご飯は、優人も一緒でいい?」

「仕方ないなぁ。」

あ、多分、優人をいじるのを楽しんでるのかも。

なんて思っていれば、10分休みなんてあっという間に終わる。

友達と呼んでいいかはまだ分からない。

だけど、友達との会話はきっとこんな感じなのかもしれない。

優人も、面倒臭そうだけど嫌そうでもなくて。

例え友達になれても、優人とも仲良くしてくれる人がいい。

私のわがままかもしれないけど、ここまで一緒にいてもらって、支えてくれてるんだから。

新しい友達ができても、優人が大事なのは変わらない。