完璧な私が完璧じゃなくなるとき



佐野美琴は、可愛く可憐で、勉強も運動も出来きて、みんなに優しい。

だけど、八方美人で、近寄りがたくて、隣に立てるのは佐原優人だけ。

みんなの印象はそういうものみたい。

私は確かに友達もいないけど、そんな高嶺の花じゃないんだけどな。

なんて思っても、伝えられる人もいないし、周りにそう思って貰えることもない。

唯一私の隣にいてくれる、幼なじみで好きな人は、周りに伝えようなんて、思うはずもないし。

優人がわかってくれていれば、私はそれでいい。

このまま、何も変わらず過ごせられれば、卒業するだけ。


そう、何も無く、平穏に終われば────────。