【短編】勝負下着の選び方


 テンションが上がってきた。
 わたしは勢い込んで下着売り場のコーナーまでやって来る。


 色とりどりのブラとショーツが咲き並ぶ。
 ここは下着のお花畑だ。


 白ベースで黒の縁取りのヤツがちょっと雪っぽくてかわいい。


 むらさき色のボーイレングスショーツと紫がかった黒に近い色をベースに薄いむらさきの花柄が入った三角ブラのセットも、なかなかセクシーだ。


 着たら色白に見えそうな、黒とグレーのスリップドレス。
 後ろにリボンがついてる。これは可愛いかも。
 裾にはレースの縁取り。
 うん、キュートだ。

 ……わたしには可愛すぎかな。


 この半カップブラ、形は可愛いけど……あんまりいい色がないなぁ。
 ベージュか。
 サイズもあんまりないし、……却下。


 くすんだ赤の、大きな薔薇が二つついたキャミソール。
 華やかというより派手か、これは。


 甘さ――清らかさ――華やかさ――気品――蠱惑的な感じ――。


 さて、どれをチョイスしたものか。