家に着いたのは、午後十時を過ぎていた。
「ただいま」
小さく呟いて、靴を脱ぐ。
もう家の中は静かだった。
鞄を置いて、制服のまま自分の部屋へ向かう。
疲れた。
ただ、それだけだった。
ベッドに座ってスマホを開く。
部活のグループラインに、今日の練習動画が送られていた。
再生する。
音楽が流れて、みんなが踊り始める。
揃ってる。
さっきまで何度も繰り返した振りが、ちゃんと揃っている。
なのに。
「……私だけ、ズレてる」
動画の中の自分を見る。
みんなと同じ振りをしているはずなのに、ほんの少し遅い。
腕の高さも違う。
動きも小さい。
笑えてない。
何度見ても、そこばかり目についた。
一度停止して、最初から再生する。
やっぱり。
もう一度。
私だけズレてる。
みんなはちゃんとできてる。
私だけ、できてない。
私だけ、下手くそ。
胸の奥が、また痛くなる。
今日言われたことが、頭の中で何度も繰り返される。
『なんでできないの?』
『もう2年生なのに。』
もっと練習しなきゃ。
もっと頑張らなきゃ。
そう思うのに、体が動かなかった。
「ただいま」
小さく呟いて、靴を脱ぐ。
もう家の中は静かだった。
鞄を置いて、制服のまま自分の部屋へ向かう。
疲れた。
ただ、それだけだった。
ベッドに座ってスマホを開く。
部活のグループラインに、今日の練習動画が送られていた。
再生する。
音楽が流れて、みんなが踊り始める。
揃ってる。
さっきまで何度も繰り返した振りが、ちゃんと揃っている。
なのに。
「……私だけ、ズレてる」
動画の中の自分を見る。
みんなと同じ振りをしているはずなのに、ほんの少し遅い。
腕の高さも違う。
動きも小さい。
笑えてない。
何度見ても、そこばかり目についた。
一度停止して、最初から再生する。
やっぱり。
もう一度。
私だけズレてる。
みんなはちゃんとできてる。
私だけ、できてない。
私だけ、下手くそ。
胸の奥が、また痛くなる。
今日言われたことが、頭の中で何度も繰り返される。
『なんでできないの?』
『もう2年生なのに。』
もっと練習しなきゃ。
もっと頑張らなきゃ。
そう思うのに、体が動かなかった。
