夕日が二人を包み、風が桜の花びらを連れて舞っていた。


寮に着いて、先生が管理人さんに説明してくれ、部屋へ行こうとした時に
先生が頭に付いた花びらを取ってくれて

「花びらの似合う綺麗な色だね。」

その言葉が凄く嬉しくて

「そんな風に言われたの初めてです…」

少し照れ笑いをしてしまった。

そして、お礼を言って自分の部屋へ帰った。


何だか緊張とドキドキと
分からないことだらけで妙に疲れ、そのままベッドへ倒れ込んだ。


穏雅先生……か…

何か今日は変な感じばっかりだったな。