そんな愛しい我が子の頬を撫でながら

「大丈夫だよ。
この痛みはね、マモルの弟か妹も生まれようって
頑張ってるってことだから、ママも頑張らないとね。

マーくんは応援してね。」

笑顔でウインクすると、
力強く頷いてくれた。


間もなくして来た健に抱えられ、

痛みの中、また一つ宝物が増える喜びを感じながら棚の上に並べられた
沢山の写真に目をやる…


結婚式の写真、家族三人の写真、

そしてこの隣にまた一つ幸せの証が増えていく。


この先もずっと…。





-完-