「や゙っぢゃ~ん…。」

涙を流しまくっている私を見て、

「ゲッ、何でまた泣いてんの!
もう!ほら、愛しの君の所に行くわよ!」

そう言ってグシュグシュの私の腕を掴み、まだ賑やかな教室を出た。


やっちゃんはドアに手を掛け、ガラリと開けた。
そして部屋に入るなり
まだ涙目の私に

「ほら、何時までもメソメソしない。」

そう言って、ハンカチで私の涙を拭ってくれいる。

「だって、だって…」

喋ろうとすると、また涙が溢れてきて、グスンと鼻を啜る私。