目を開けると、
白い天井…

直ぐに私の視界に「気が付いた?」と言うやっちゃんの顔が入って来たと思ったら、その綺麗な安堵の顔は、見るまに怒りに変わり

「このおバカ!皆がどれだけ心配したと思ってんの!」

怒鳴られた事に驚いていると、今度は、目を潤ませ抱き着いてきて

「本当に無事で良かった…」

震える声で呟いた。

こんなやっちゃんは、初めてだった。

私は、皆にどれだけ心配をかけてしまったのだろう…。