霧を払ってくれたあなたは、きっと分かっている。

でもこのままほっておくのも罪悪感がある。

私は、覚悟を決め止まっていた足を1歩ずつ歩み始めた。

怖い…だが後で後悔するなら私は勇気を出して女の子に話しかけに行く。

前回と同じようにどんどん距離が縮まってきたけれど、今のところあの激しい頭痛は感じられない。

女の子に体に触れれるまでの距離にやって来た。

私は、一度止まり息を整えて話しかける。

「あの…大丈夫?」

「え?だ、誰…?」

彼女は、慌てて振り返り私を確認する。

彼女の顔を見た瞬間私は、驚愕して目を丸くする。

それは、彼女の顔が私に似ていた。

髪型は違うが顔は、私と瓜二つであり、一瞬目の前にドッペルゲンガーが現れたのかと思ってしまった。

彼女も、私と同じように目を見開いて私の顔を何度も確認していて、めちゃくちゃ私のことを凝視していた。

「な、なんで私がいるの?」

と開口一番に声を上げたのは、彼女の方だった。

それに対し私は、なんと答えればいいのか分からず終始困惑していたが、流石に彼女の問いに答えない訳にも行かないので私もその塞がった口を開ける。

「えっと…ごめん私にも分からない」

必死に考えた結果がこの発言で自分でも何言ってんだと、なったが本当になんて答えるのかが正解なのかも分からなかった。