霧を払ってくれたあなたは、きっと分かっている。

閑さんが私達に出すお茶を取りに行った所で、私達2人で適当に近くの席に座って待っていたらふと活史くんが口を開けた。

「どうかな、このお店?気に入ってくれた?」

「うん、このお店すごく雰囲気好き!」

店主である閑さんは、すごくニコニコしていて最初は多少戸惑ったものの優しさを初めて喋った私でも感じられた。

「なら良かったよ。わざわざ勇気出して誘ってよかったよ」

「え?そうなの?」

活史くんは、誰にでも平気で話しかけれる人だと思っていたので正直驚いた。

「そんなびっくりした顔しなくても」

と言いつつ笑う活史くんの発言に私は、露骨に顔にに出でたかなと自分の手で顔に触れる。

「そんなに俺は、人と話すの得意じゃないよ」

「えー本当に?クラスの女子と喋ってたじゃん」


私が、今日活史くんがクラスの女子たちと喋っていたの光景を思い出しながら活史くんに問う。

「いやーあれは少し猫被っていただけだよ。…正直あの時は心臓バクバクだったからね」

またしても冗談かなと思ったが顔がそうではなさそうなのでほんとなんだなと納得した。


とそんな今日の学校の事を話していると閑さんがこちらに
奥からトレイにのせたお茶を持ってきていた。