霧を払ってくれたあなたは、きっと分かっている。

こんな顔が整ってる括史くんの隣にもし立てたなら嬉しいが、私と彼では全く不釣り合いだろうし彼に失礼だろうがまた口走ったら括史くんからまた今日の学校の時みたいに軽いお説教を食らいそうなので口には出さず心にとどめておいた。

閑さんの方に顔は向いているものの横目でチラッと見てみたらなぜか、少し悲しそうな顔をしており眉が下がっていたのが分かった。

「ど、どうしたの?括史くん元気ないけど」

「…だって岡内さんと俺はもう友達なのに友達って言ってくれなかった」

「ち、違うよ閑さんの問いに少し驚いてクラスメイトって言っちゃっただけだからそんな事ないから安心して」

括史くんが元気ない理由が、まさかの私が友達じゃなくてクラスメイトって答えたことに彼は不満になっており彼からしたら少し悲しくならせてしまったことに対して私は次から気を付けようと反省した。

意外と括史くんは私が思っているより繊細な心であり私と接してくれていたかもしれない。

「ハハハ!仲がいいね。見ていて微笑ましいよ。ほれ席に座って待っておくれ、お茶でも持ってくる」

「「ありがとうございます」」

私達2人は、丁寧に閑さんに向かって頭を下げて同時にお礼の返事をした。