霧を払ってくれたあなたは、きっと分かっている。

「…確かにいい名前だよね。…ここって経営している人は、閑さんって言うご年配のおばあちゃんなんだけどどうやら第二次世界大戦の時からあったで聞いて海軍の人達がよくここで食事をしていたらしいよ」

海軍って言う言葉が聞こえこの前、お父さんがひいおばあちゃんの親友の霞さんのことを思い出した。

その時また、頭に映像が入ってきた。

何かのお店の前に立っていてさっきの幸せそうだった男女が、映っており今からお店に入ろうとしているところだった。

というか今気づいたら、このお店私と活史くんが今から入ろうとしている店であり、さっき見た表札はまだ綺麗な状態を保ったままだった。

一体さっきからこの映像はなんなんだろうか、この映像には意味があるのか?私に何を伝えようとしているのか。

その男女なにか話しているようだが何も聞こえずまるで音がない動画を見ているような感じだった。

「岡内さん!」

さっきみたいにまた意識が飛んでいたようで、また活史くんが私の事を呼んでくれたおかげで意識をとりもどすのとができた。

「やっぱりずっと様子が変だよ?…やっぱり体調悪いんじゃないの?」

「いいや大丈夫だよ。早く入って涼みたいし」

誤魔化すように私は、強引に店内へ入っていった。