幼馴染アイドルは、私にだけ優しいようで……!?

――一方その頃、RITSUはというと……


「はいカーット!RITSUくん、そこもうちょっと悲しみというよりも恨みというか、怒りというか。そんなのが強い感じにしてほしい!」

「……はい、わかりました。」




「あいつ、儚すぎて監督に言われてるって笑」

「主演にしてもらってるのにな!笑」

「俺のほうが怒りは表現できると思うんだけど、、、」

「お前上手そぉ~~!笑」



一見、愛のあるいじりのように感じられるだろうが、どうせからかいを含めた嫌味だ。

この業界にいると数えきれないほどに体験する。

とても陰湿なやつで、輪に混ざれないように内輪ノリを連発して、話しかけたら聞こえなかったかのようにスルーする。


[ね、ねぇ、!一緒に遊んでもいい、?」

[だってさ~笑私はいいよ?かくれんぼなら!]

[かくれんぼでもいーの?]

[うんっ!]



[律っっっ!ずっとそこにいたの!?体温が低い……病院に行きましょ!]

[だって……かく、れんぼ……]



やめろ、思い出すな……

それは過去の自分だ。もうそんなに弱くない。