先生はキケンな許嫁。

カンッ


奈々は飲みかけのリンゴジュースの缶を思いっきり机に置いた。


「ねぇ。待って美織。
同居してるのになんもないとか、言わないよね?」

「………」

「キスは?」

「……まだ」

「はぁああぁあ!?」

さっきしようとしてたとこなんだけどね…なんて言えない泣


「李人様、意外と清純なのね…あ、それかまだ美織が未成年だから?いやでも許嫁なんだからそんなの関係ないし…」

奈々は目の前でひとりでぶつぶつと思ってることを口にしていた。

「あのさぁー…」

「李人様のこと、好きなの?」

「……うん」

「っひゃー!美織にもついに…恋、したのね♡」

「でも私どうしたらいいのかわかんなくて…」

「え、なんで?」