手を伸ばさないと、届かない恋だと思っていた

そう言って電話が切れた。今はお兄ちゃんが寝てて、全く起きない様子だ。

「綾月っ!いるんだろっ!?」

ひっ……、!怖い……。

「星田っ!!」

天川くんの声……。

「あ?なんでお前がいるんだよ!」

「いまはどうだっていい!とりあえず帰れ!」

ドアの外で怒鳴り声が響いている。

さすがにお兄ちゃんも起きたのか、

「まり?どうなってんだ?」

「お兄ちゃん……。クラスの男の子にストーカーされてて、友達に助けて貰ってて……。」