手を伸ばさないと、届かない恋だと思っていた

「遅くなってごめん!なかなか戻ってこなくて心配で……。」

「天川か。邪魔すんなよ。」

すごい形相で睨みつけている。イケメンが睨むとこんなに怖いんだ……。

「お前こそ。綾月さんは返してもらうから。」

私を挟んで喧嘩が起こってる……。

「えっと……帰ってもいいですか?」

さすがにこの空気で私が挟まれてると気まずい。

「ダメに決まってるじゃん綾月の争いなんだから。」

そうだったのっ!?てっきりお友達喧嘩かと……。

「それは申し訳ないです……。じゃあ、喧嘩はやめましょう!」