手を伸ばさないと、届かない恋だと思っていた

卒業式が終わり、学校で悠人くんと一緒にいた。

「もうこの学校は終わりだよね。悲しいね」

「うん、でもまりと一緒の学校に行けるから嬉しい」

「私も!」

しばらくの沈黙が続く。

「ねえまり」

「ん?」

「言いたいことがあるんだけど」

「なあに?」

桜を見ていた私は振り返る。すると、

「結婚してください。」

悠人くんは花束を持って私の方を見ていた。