手を伸ばさないと、届かない恋だと思っていた

すんごい叫んで行ったな……。

「帰ろっか」

「そうだね」

手を繋いで靴箱まで歩く。

『わあ〜なにあれ。付き合ったのかな?』

『えーキモーい絶対浮かれてんじゃん』

『ねー』

そんな声が聞こえた。そうだ、私のいじめはまだ終わっていない。

でも、天川くんが隣にいてくれるならどうだっていい。

ただ、君の隣で笑っていられるなら。