手を伸ばさないと、届かない恋だと思っていた

「天川くん……」

その通知は、天川くんからのメールだった。

『明日、遊びに行かない?どっか行きたいところある?』

奈津さんの次は私か……。などと思ってしまう私に嫌気がさした。

『ごめん、明日は用事があって行けない。』

とうとう嘘をついてしまった。だって、どんな顔して会えばいいか分からないんだもん。

『全然!じゃあ遊べる時連絡してね!』

そんな私にも暖かい言葉をかけてくれる。なのになんで私は選ばれなかったんだろう……。


くらい気持ちのまま冬休みが明けた。