手を伸ばさないと、届かない恋だと思っていた

「ねえ悠人。次どこ行く?私の家に来ちゃう?」

「いいねー。最近お母さんにも会ってなかったし。」

そこには奈津って子と天川くんがいた。

えっどうして?なんで2人きりで……。でも、付き合ってるなら当然か……?

「ほら、早く行こ!」

奈津さんが手を繋いで先を急ぐ。天川くんが笑顔でこたえて一緒に走り出した。

そんな一瞬な出来事を私の頭はまだ理解できていない。





昨日のことから頭が離れないまま、朝が来た。

「ピロリン♪」