手を伸ばさないと、届かない恋だと思っていた

「ポイじゃなくてホントなの!はやく出よ?足痛くないでしょ?」

「うん……。そうだね」

私は足の包帯を解いて天川くんが持ってきてくれた服に着替えて病室を出た。

「お帰りになるのですね。」

途中で会った看護師さんにそう言われたけど気づかれてはないよね……?

「ありがとう天川くん!」

「うん!気づけてよかったよ!それに長く出かけれないのは可哀想だからね」

ホント優しいな〜。そんな所が好きなんだけど!

「これからどうする?家まで送るよ。」

「分かった!」