手を伸ばさないと、届かない恋だと思っていた

「なあなあ、あの男の子ぶちイケメンじゃん!彼氏なん?」

「ちがうよ〜。友達っ!!」

「へぇ〜」

綾月さんの顔が赤くなっている。ちょっとは意識してくれたのかな。

「まあ、近頃また来るね。友達くんもじゃあねー」

「あ、はい。」

コミュ力高いな……。

「そういえば、1ヶ月後に退院だって。やっぱ骨折してたらしい。」

「あっそうなの?僕もお見舞い来るね。今日は迎え来てるからバイバイ。」

「うん、ありがとう。」