楽屋に入ると、いつもの緊張が少しだけ和らぐ。
愛斗と正子はしばらくそこで過ごしてから、ステージ裏へと向かった。幕が開く前のざわめきの中、二人は他愛もない話を交わし、お互いの存在を確かめ合う。
やがてコンサートが始まり、三時間にわたる熱いステージが続いた。
ショーが終わり、片付けを済ませて会場を後にする。
観光バスに乗り込むと、愛斗と正子は自然と隣同士に座り、そのまま居酒屋へと向かった。
店に着くと向かい合って座り、料理と酒を囲みながら語り合い、二時間が過ぎる頃には、二人の距離はいつもよりずっと近くなっていた。
店を出ると、その足でホテルへ。
チェックインを済ませて部屋に入ると、愛斗はコンビニへ行くことにした。
エレベーターに乗ろうとしたところ、正子とありさに会い、話しているうちに三人で一緒にコンビニへ行くことになった。
買い物を済ませ、会計を終えて帰ろうとした時、ありさに電話がかかってきた。
ありさが電話に出ている間、愛斗と正子はその場で待っていた。
すると、近くにいたカップルが、男性の足元で女性が顔を下げているのを見かけた。正子は心配そうに声をかけようとするが、愛斗がそっと制した。
「正子さん、具合が悪いんじゃないと思う。たぶん……フェラをしてるんだよ」
「フェラ? それって何なの? 知らないんだけど」
愛斗は言葉を選びながら、それがどういう行為なのかを説明した。正子は驚きながら聞いている。
「そんなことがあるんだね……。愛斗くんは、されたことあるの?」
「いえ、ないですよ。彼女、できたことないですから」
「そうなんだ……」
そう話していると、ありさが電話を終えた。三人はホテルへ戻り、それぞれの部屋で飲み会を続けた。しばらくして愛斗の部屋のドアがノックされ、開けると正子が立っていた。
「入れてもいい?」
正子は部屋に入るなり、愛斗に甘えるように抱きつき、そっと唇を重ねた。キスを交わした後、愛斗をベッドに寝かせ、そっとしゃがみ込む。
「正子さん……本当にいいの?」
「うん、愛斗くんが好きだから……」
正子が愛斗に愛おしそうに口づけるようにその身を預けると、愛斗は思わず声を上げる。
それは恥ずかしさも混じった、だけど心からの喘ぎ声だった。
正子が顔を上げると、愛斗は腕を伸ばして彼女を抱きしめ、そのまま一時間、二人は肌を寄せ合っていた。正子は愛斗の腕の中で、そっと彼の胸に手を置き、指先でその鼓動を感じながら甘える。
「愛斗くん、大好き……」
それからも二人は抱き合い、キスを交わし、イチャイチャと甘い時間を過ごし、やがて眠りについた。
朝になり、目を覚ますとすぐにキスを交わし、服を着て部屋を出た。みんなと合流し、チェックアウトを済ませて観光バスに乗り込む。愛斗と正子はまた隣同士に座り、前方では高と勇一が話していた。
「そういえば昨日さ、隣の部屋から変な声が聞こえたんだよ。しかも『愛斗くん』って名前まで呼んでたしね」
高がにやにやと笑いながら言うと、愛斗は慌てて答える。
「そ、そうなんですね……」
「うん」
バスはしばらく走り、パーキングエリアに停まった。全員が降りると、まずはお土産コーナーへ。それぞれに目移りしながら選び、買い物を済ませてからフードコートへと向かい、昼ご飯を食べることにした。
テーブルを囲んで料理を待っていると、高がにっこり笑いながら愛斗に話しかけた。
「愛斗、昨日の夜、部屋で何してたの? 正子さんと一緒だったでしょ?」
突然の質問に、愛斗は一瞬言葉に詰まり、頬が赤くなる。正子は隣で黙ってうつむき、料理を取り分けながら笑いをこらえている。愛斗は慌てて言葉を探し、答える——。
「えっ……そ、それは……ただ、お酒飲んで話してただけですよ! それから……その、すぐ寝ました!」
「い、いろいろです……正子さんと話したり……あと、ゆっくり休んでました」
「……秘密です」
愛斗と正子はしばらくそこで過ごしてから、ステージ裏へと向かった。幕が開く前のざわめきの中、二人は他愛もない話を交わし、お互いの存在を確かめ合う。
やがてコンサートが始まり、三時間にわたる熱いステージが続いた。
ショーが終わり、片付けを済ませて会場を後にする。
観光バスに乗り込むと、愛斗と正子は自然と隣同士に座り、そのまま居酒屋へと向かった。
店に着くと向かい合って座り、料理と酒を囲みながら語り合い、二時間が過ぎる頃には、二人の距離はいつもよりずっと近くなっていた。
店を出ると、その足でホテルへ。
チェックインを済ませて部屋に入ると、愛斗はコンビニへ行くことにした。
エレベーターに乗ろうとしたところ、正子とありさに会い、話しているうちに三人で一緒にコンビニへ行くことになった。
買い物を済ませ、会計を終えて帰ろうとした時、ありさに電話がかかってきた。
ありさが電話に出ている間、愛斗と正子はその場で待っていた。
すると、近くにいたカップルが、男性の足元で女性が顔を下げているのを見かけた。正子は心配そうに声をかけようとするが、愛斗がそっと制した。
「正子さん、具合が悪いんじゃないと思う。たぶん……フェラをしてるんだよ」
「フェラ? それって何なの? 知らないんだけど」
愛斗は言葉を選びながら、それがどういう行為なのかを説明した。正子は驚きながら聞いている。
「そんなことがあるんだね……。愛斗くんは、されたことあるの?」
「いえ、ないですよ。彼女、できたことないですから」
「そうなんだ……」
そう話していると、ありさが電話を終えた。三人はホテルへ戻り、それぞれの部屋で飲み会を続けた。しばらくして愛斗の部屋のドアがノックされ、開けると正子が立っていた。
「入れてもいい?」
正子は部屋に入るなり、愛斗に甘えるように抱きつき、そっと唇を重ねた。キスを交わした後、愛斗をベッドに寝かせ、そっとしゃがみ込む。
「正子さん……本当にいいの?」
「うん、愛斗くんが好きだから……」
正子が愛斗に愛おしそうに口づけるようにその身を預けると、愛斗は思わず声を上げる。
それは恥ずかしさも混じった、だけど心からの喘ぎ声だった。
正子が顔を上げると、愛斗は腕を伸ばして彼女を抱きしめ、そのまま一時間、二人は肌を寄せ合っていた。正子は愛斗の腕の中で、そっと彼の胸に手を置き、指先でその鼓動を感じながら甘える。
「愛斗くん、大好き……」
それからも二人は抱き合い、キスを交わし、イチャイチャと甘い時間を過ごし、やがて眠りについた。
朝になり、目を覚ますとすぐにキスを交わし、服を着て部屋を出た。みんなと合流し、チェックアウトを済ませて観光バスに乗り込む。愛斗と正子はまた隣同士に座り、前方では高と勇一が話していた。
「そういえば昨日さ、隣の部屋から変な声が聞こえたんだよ。しかも『愛斗くん』って名前まで呼んでたしね」
高がにやにやと笑いながら言うと、愛斗は慌てて答える。
「そ、そうなんですね……」
「うん」
バスはしばらく走り、パーキングエリアに停まった。全員が降りると、まずはお土産コーナーへ。それぞれに目移りしながら選び、買い物を済ませてからフードコートへと向かい、昼ご飯を食べることにした。
テーブルを囲んで料理を待っていると、高がにっこり笑いながら愛斗に話しかけた。
「愛斗、昨日の夜、部屋で何してたの? 正子さんと一緒だったでしょ?」
突然の質問に、愛斗は一瞬言葉に詰まり、頬が赤くなる。正子は隣で黙ってうつむき、料理を取り分けながら笑いをこらえている。愛斗は慌てて言葉を探し、答える——。
「えっ……そ、それは……ただ、お酒飲んで話してただけですよ! それから……その、すぐ寝ました!」
「い、いろいろです……正子さんと話したり……あと、ゆっくり休んでました」
「……秘密です」

