槇野くんは無事にバスケット部に入部した。
いつものように静かではあるけれど、充実しているのだろうことはわかった。机の右側には大きな鞄がかけられているけれど、その鞄にはもうボールは入っていない。代わりに、着替えが入っている。
私が登校しても、前の席はまだ空席だ。朝練で1年生は、片付けがあるからHRギリギリに席に着く。とても忙しそうだ。心持ち身体も引き締まって来た、気がする。……後ろから背中を拝見するかぎりでは。
休み時間には
「いいなあ、みんな席近くて」と言って山地くんがこっちへ来るので、必然的に5人で話すみたいになる。
お昼休みもそう。一緒に食べる事になる。山地くんと梨花子が言い合いして……だいたいが山地くんが梨花子に好き放題言われてるのだけど……それに由紀恵がケラケラ笑って、私も笑う。槇野くんも静かに笑う。静かに笑っていても、槇野くんが笑うということにまだクラスメイトたちは慣れていなくて驚いた顔をして見入ってたりする。
とても楽しいけれど、ひとつ不便な事があって……今までみたいに恋バナとか秘密にしたい話ができなくなってしまった。だから、山地くんと由紀恵があの日ベンチで何の話をしたのかまだ聞けていなかった。
だけど、二人の雰囲気を見る限り……以前の二人のようで、大丈夫そうだ。山地くんに彼女はいないのだろう。由紀恵がまだ山地の彼女になっていないのならば。
いつものように静かではあるけれど、充実しているのだろうことはわかった。机の右側には大きな鞄がかけられているけれど、その鞄にはもうボールは入っていない。代わりに、着替えが入っている。
私が登校しても、前の席はまだ空席だ。朝練で1年生は、片付けがあるからHRギリギリに席に着く。とても忙しそうだ。心持ち身体も引き締まって来た、気がする。……後ろから背中を拝見するかぎりでは。
休み時間には
「いいなあ、みんな席近くて」と言って山地くんがこっちへ来るので、必然的に5人で話すみたいになる。
お昼休みもそう。一緒に食べる事になる。山地くんと梨花子が言い合いして……だいたいが山地くんが梨花子に好き放題言われてるのだけど……それに由紀恵がケラケラ笑って、私も笑う。槇野くんも静かに笑う。静かに笑っていても、槇野くんが笑うということにまだクラスメイトたちは慣れていなくて驚いた顔をして見入ってたりする。
とても楽しいけれど、ひとつ不便な事があって……今までみたいに恋バナとか秘密にしたい話ができなくなってしまった。だから、山地くんと由紀恵があの日ベンチで何の話をしたのかまだ聞けていなかった。
だけど、二人の雰囲気を見る限り……以前の二人のようで、大丈夫そうだ。山地くんに彼女はいないのだろう。由紀恵がまだ山地の彼女になっていないのならば。



