「その活躍してるのが自分より年下なら自分の面子が壊されたようになって、悔しいんだよ。尊敬されるべきだと思ってる。そんな自分を受け入れられるほど大人でもないんだよ。ちょっとしたことだけど、切り替えが上手くいかないんだろうね」
「うん、その通りだよ。自分でも何でこんなことでって思った。それでも必死にもがいて……掴んだのがこれだった」
槇野くんはシルバーブルーのボールを掴んで見せた。
「それ、フリースタイルのボールだよな」
山地くんがすぐさまそう言った事に驚いた。
「……知ってるんだ。私全然知らなかったのに」
「サッカーでもあるんだ。サッカーつか、フットサルだけど。そのボールと似てる。……俺もどうにかしてもがいた時、そのボールを見つけた。まあ、俺の場合はフリースタイルって存在を知っただけで、やろうとは思わなかったんだけど」
「もう全くサッカーはしないのか?」
「ん、やると思う。どこでかはわからないけど、多分クラブチームかな。今は週2で小学生教えてる。さすがに中学までしかサッカーやってなかった奴に教えられたくないだろうから、もっと上を目指すつもりだけど……俺の場合は子供に教える事で原点に戻れた。ただサッカーが好きで夢中でボールを追いかけてた頃の気持ちを思い出せたから」
言った後、ちょっと恥ずかしそうに山地くんは笑った。とてもすっきりした顔だった。
「うん、その通りだよ。自分でも何でこんなことでって思った。それでも必死にもがいて……掴んだのがこれだった」
槇野くんはシルバーブルーのボールを掴んで見せた。
「それ、フリースタイルのボールだよな」
山地くんがすぐさまそう言った事に驚いた。
「……知ってるんだ。私全然知らなかったのに」
「サッカーでもあるんだ。サッカーつか、フットサルだけど。そのボールと似てる。……俺もどうにかしてもがいた時、そのボールを見つけた。まあ、俺の場合はフリースタイルって存在を知っただけで、やろうとは思わなかったんだけど」
「もう全くサッカーはしないのか?」
「ん、やると思う。どこでかはわからないけど、多分クラブチームかな。今は週2で小学生教えてる。さすがに中学までしかサッカーやってなかった奴に教えられたくないだろうから、もっと上を目指すつもりだけど……俺の場合は子供に教える事で原点に戻れた。ただサッカーが好きで夢中でボールを追いかけてた頃の気持ちを思い出せたから」
言った後、ちょっと恥ずかしそうに山地くんは笑った。とてもすっきりした顔だった。



