「まず、だいたいの人間が中二病」
梨花子がビシッと指を立てて言った。
「いや、リアル中二ね」
「だいたいイキってたよね。特に“先輩”ってやからは」
「そだなあ。先に輩になったのが先輩だからねえ」
「りっくん、上手い!」
「へへ」
「照れるな、褒めてない」
梨花子と由紀恵と山地くんはいつもの通り、楽しそうに喋っていて、それを私は笑いながら聞いていた。こんな居心地の良さを槇野くんにも知って欲しくて、今日はここへみんなを呼んだ。
そっと槇野くんを見ると、私と同じように話を聞くだけだけど、柔らかく笑っていて、私の胸はは満足感で溢れた。
「私は、中学の頃、先輩に目つけられて大変だったなあ」
「ああ、由紀恵可愛いからじゃない?」
「あったあった、“目をつけられる”って何だよって感じだよね。懐かしい」
「何されたの、由紀ちゃん」
今そう訊くのは全然おかしくないのに少し違和感があったのは、懐かしい話を笑い話にしているのに、山地くんの声からは由紀恵を心配しているのがわかるからだ。
それが由紀恵にもわかったのだろう
「大丈夫よ」って山地くんに笑ってみせてから
「調子に乗ってるとか言われて、呼び出されただけ」
「……体育館裏だ……」梨花子がゾッと震える素振りをみせた。
「うん、まあ、帰り道の待ち伏せだったけど」
「初めての上下関係ってやつだもんね」
「ああ、小学校の頃は年上は“お兄さん”“お姉さん”って感じで高学年は下の子の面倒みるって張り切ってる感じだったもんね」
「張り切るからイキるに変わる……。ついでに思春期で恋愛脳に変わる」
みんなが思い出すように頷いた。
梨花子がビシッと指を立てて言った。
「いや、リアル中二ね」
「だいたいイキってたよね。特に“先輩”ってやからは」
「そだなあ。先に輩になったのが先輩だからねえ」
「りっくん、上手い!」
「へへ」
「照れるな、褒めてない」
梨花子と由紀恵と山地くんはいつもの通り、楽しそうに喋っていて、それを私は笑いながら聞いていた。こんな居心地の良さを槇野くんにも知って欲しくて、今日はここへみんなを呼んだ。
そっと槇野くんを見ると、私と同じように話を聞くだけだけど、柔らかく笑っていて、私の胸はは満足感で溢れた。
「私は、中学の頃、先輩に目つけられて大変だったなあ」
「ああ、由紀恵可愛いからじゃない?」
「あったあった、“目をつけられる”って何だよって感じだよね。懐かしい」
「何されたの、由紀ちゃん」
今そう訊くのは全然おかしくないのに少し違和感があったのは、懐かしい話を笑い話にしているのに、山地くんの声からは由紀恵を心配しているのがわかるからだ。
それが由紀恵にもわかったのだろう
「大丈夫よ」って山地くんに笑ってみせてから
「調子に乗ってるとか言われて、呼び出されただけ」
「……体育館裏だ……」梨花子がゾッと震える素振りをみせた。
「うん、まあ、帰り道の待ち伏せだったけど」
「初めての上下関係ってやつだもんね」
「ああ、小学校の頃は年上は“お兄さん”“お姉さん”って感じで高学年は下の子の面倒みるって張り切ってる感じだったもんね」
「張り切るからイキるに変わる……。ついでに思春期で恋愛脳に変わる」
みんなが思い出すように頷いた。



