「コンビニ、何派!?」
山地くんはいつも通り……より少しテンションが高い気がするのは、彼もそうしないと保てない何かがあるのかもしれない。
「りっくん、うるさいよ」
由紀恵が苦笑いする。
「え、はは、ごめん。福谷さん厳しいよね」
山地はおどけてみせたけど、由紀恵は俯いてしまった。山地くん、今……由紀恵の事、『福谷さん』って呼んだ。そこで線を引いた様に感じたのは、私だけじゃないと思う。
「何か、今日のあんた、イライラする」梨花子が目を細めてそう言った。
「え、何だよ急に」
河川敷までの道のりは、槇野くんが自転車を押しながら一番前を歩き、その後ろを山地くんと梨花子が並んで歩く。私は由紀恵と並んで歩いていたけれど、由紀恵は一言も話さなくなってしまった。
「荷物、私の自転車に乗せるよ」と声をかけたけど、由紀恵の耳には届いていなかった。
私のすぐ前では、梨花子が山地くんになにやらやいやい言っていて、山地くんも珍しく大人しく聞いていた。
こんなに重苦しい気持ちで、あの場所へ向かうのは初めての事で、みんなが仲良くなってくれたらいいなという当初の目的が果たせるのかどうか、私は居心地悪くみんなの顔を順に見る。歩きながらも、由紀恵が泣き出したりしないかを心配していた。
山地くんはいつも通り……より少しテンションが高い気がするのは、彼もそうしないと保てない何かがあるのかもしれない。
「りっくん、うるさいよ」
由紀恵が苦笑いする。
「え、はは、ごめん。福谷さん厳しいよね」
山地はおどけてみせたけど、由紀恵は俯いてしまった。山地くん、今……由紀恵の事、『福谷さん』って呼んだ。そこで線を引いた様に感じたのは、私だけじゃないと思う。
「何か、今日のあんた、イライラする」梨花子が目を細めてそう言った。
「え、何だよ急に」
河川敷までの道のりは、槇野くんが自転車を押しながら一番前を歩き、その後ろを山地くんと梨花子が並んで歩く。私は由紀恵と並んで歩いていたけれど、由紀恵は一言も話さなくなってしまった。
「荷物、私の自転車に乗せるよ」と声をかけたけど、由紀恵の耳には届いていなかった。
私のすぐ前では、梨花子が山地くんになにやらやいやい言っていて、山地くんも珍しく大人しく聞いていた。
こんなに重苦しい気持ちで、あの場所へ向かうのは初めての事で、みんなが仲良くなってくれたらいいなという当初の目的が果たせるのかどうか、私は居心地悪くみんなの顔を順に見る。歩きながらも、由紀恵が泣き出したりしないかを心配していた。



