「女バスのマネージャー、することにしたの」
 目を輝かせてそう言った。俺はこの目を知ってる。

「いいと思う。宮原さん面倒見いいし……うん、すごい、向いてると思う」

『いいなあ、そんな風に跳べたら、どんな景色が見えるのかな』俺がダンクした後に、宮原さんはそう言った。少し、寂しそうに。

『お前みたいなやつが入ってきて、楽しみじゃないわけないだろう?』山波先輩がそう言ってくれた。

 だから、気づけたこともあった。試合出てる5人だけじゃないって。

 諦めたこともあったかもしれない。だけど、すごい格好いい選択だと思う。それなら俺が……見せてあげたいって思った。

もっともっと頑張って、見せてあげたいって思った。そう思えたのは
「一番は……やっぱり宮原さんのおかげだよ」

宮原さんは笑うけど、全部、そうなんだ。

ここへ来ると、空ばかり気にしてしまう。日が長くなってきた。だから、もう少し一緒にいられる。

それを伝えると、宮原さんはちょっとだけ、赤くなった。もうちょっと、俺の事、意識したらいいのに。だって、告白したようなもんなのに……鈍すぎない?