体育館の外には、渕上先輩とうちの学校の綺麗で有名な人が一緒にいて、少し離れたところには工藤先輩と工藤先輩の彼女。
それ見て、彼女が待ってるのいいなあって思って俺も宮原さんを探した。待ってくれてると思ったのに、遠くの方で背中を見つけた。
……帰ってる。がっかりする。それに……恥ずかしい。自惚れて恥ずかしい。何回自惚れては、がっかりするんだよ。
「……宮原さん」
声をかけると、振り返った。
「ああ、帰るの?」
その態度に、がっかりを通りすぎて、苛立ちを覚えた。
「すごかったね」
宮原さんがそう言ったのは、俺にじゃない。
「うん、すごい。俺さ、また妬まれたらどうしようって思いながらバスケ部入ったけど、余計な心配だった。全然歯が立たないの」
宮原さんといると、つい話してしまう。今日だって、この興奮を、嬉しくて、黙ってられなくて、《《語って》》しまう。すごい、楽しかった。
宮原さんはいつだって……ちゃんと聞いてくれるから。
「工藤先輩と渕上先輩は、槇野くんと同じくらいの背だもんね」
さっきからこの二人の名前がよく出て、工藤先輩はともかく、何で渕上先輩の名前まで知ってるんだろう。
渕上先輩に《《比べたら》》ひょろひょろでふわふわだって、俺。そうか、だってがっちりした人が好きなんだもんな。バスケに関係ないことでムッとする。
「ふうん? 石橋先輩と付き合ってるんだよ、渕上先輩」
宮原さん、俺より渕上先輩のこと詳しいし。でも、彼女がいてほっとした。
それ見て、彼女が待ってるのいいなあって思って俺も宮原さんを探した。待ってくれてると思ったのに、遠くの方で背中を見つけた。
……帰ってる。がっかりする。それに……恥ずかしい。自惚れて恥ずかしい。何回自惚れては、がっかりするんだよ。
「……宮原さん」
声をかけると、振り返った。
「ああ、帰るの?」
その態度に、がっかりを通りすぎて、苛立ちを覚えた。
「すごかったね」
宮原さんがそう言ったのは、俺にじゃない。
「うん、すごい。俺さ、また妬まれたらどうしようって思いながらバスケ部入ったけど、余計な心配だった。全然歯が立たないの」
宮原さんといると、つい話してしまう。今日だって、この興奮を、嬉しくて、黙ってられなくて、《《語って》》しまう。すごい、楽しかった。
宮原さんはいつだって……ちゃんと聞いてくれるから。
「工藤先輩と渕上先輩は、槇野くんと同じくらいの背だもんね」
さっきからこの二人の名前がよく出て、工藤先輩はともかく、何で渕上先輩の名前まで知ってるんだろう。
渕上先輩に《《比べたら》》ひょろひょろでふわふわだって、俺。そうか、だってがっちりした人が好きなんだもんな。バスケに関係ないことでムッとする。
「ふうん? 石橋先輩と付き合ってるんだよ、渕上先輩」
宮原さん、俺より渕上先輩のこと詳しいし。でも、彼女がいてほっとした。



