それから、おもいっきり決め顔で
「今はバスケが恋人かな」
と、言った。
「そうだね、梨花子、今ノッてるもんね」
梨花子は1年生で唯一、ベンチ入りしている。次はスタメン入りしたいって闘志を燃やしていた。
「うんうん、そういうのもいいよね、梨花子格好いい!」
なぜか槇野くんだけが、考え込んでいる。
「何よ、槇野。自分は全部網羅してるのに不器用だって言いたいの?」
梨花子が頬を膨らませて言う。
「槇野みたいな何でも出来る奴の方が珍しいんだから」
「いや……俺、全然器用じゃない。ハマったらとことんなタイプだから、人一倍努力する。まあ、たまに努力も斜めだけど」
と、恥ずかしそうに言った。
『ハマったらとことんなタイプ』っていうところに私は少し反応してしまって、ちょっと顔が熱くなった。
「ああ、確かに試合では……トラベリングのダンクね」
「そ。それ!」
「じゃあ、何よ」
「『バスケが恋人』ってとこ」
「……うん?」
「ちょっとそれいいなあと思って」
「ああ、そう? つか、バスケ部全員言えるけど。それに……単なる彼氏もいない言い訳だけど……」
と、梨花子はばつが悪そうに笑った。
「今はバスケが恋人かな」
と、言った。
「そうだね、梨花子、今ノッてるもんね」
梨花子は1年生で唯一、ベンチ入りしている。次はスタメン入りしたいって闘志を燃やしていた。
「うんうん、そういうのもいいよね、梨花子格好いい!」
なぜか槇野くんだけが、考え込んでいる。
「何よ、槇野。自分は全部網羅してるのに不器用だって言いたいの?」
梨花子が頬を膨らませて言う。
「槇野みたいな何でも出来る奴の方が珍しいんだから」
「いや……俺、全然器用じゃない。ハマったらとことんなタイプだから、人一倍努力する。まあ、たまに努力も斜めだけど」
と、恥ずかしそうに言った。
『ハマったらとことんなタイプ』っていうところに私は少し反応してしまって、ちょっと顔が熱くなった。
「ああ、確かに試合では……トラベリングのダンクね」
「そ。それ!」
「じゃあ、何よ」
「『バスケが恋人』ってとこ」
「……うん?」
「ちょっとそれいいなあと思って」
「ああ、そう? つか、バスケ部全員言えるけど。それに……単なる彼氏もいない言い訳だけど……」
と、梨花子はばつが悪そうに笑った。



