槇野くんは、男バスの人たちともすっかり打ち解けていた。女バスの練習を見ながら、時々向こうのコートの槇野くんを(こっそり)見たりする。
やんややんやの手拍子の中で、ふわり、信じられない距離からダンクシュートを決めたりしている。決めた後、俯いてしまうのは、あんな派手なことをしても恥ずかしがりやさんだから。
だけど、非常に格好いいので女バスの隣でするのは止めて欲しい。初めて披露した時は歓声が黄色かった。私が一番最初に見せて貰ったんだからねという謎の優越感はあったけれど、自分に自信がないので、やっぱり止めて欲しい。
他にもダンクできる人はいるのだから、そっちを見て。
工藤先輩が引退しちゃったら、女子の人気が槇野くんだけに集中しちゃうんじゃないかと今から心配している。お願い、だから、トーナメントは引退が伸びるくらい勝ち続けますように!
「唯、あっちのコート見すぎ!」
梨花子につっこまれる。
「……だってさ」
「まあね、明るくなったよね、槇野」
槇野くんは、今度はフリースタイルの技を披露していた。
先輩の前でそんな《《格好つけた》》事をするなんて以前の槇野くんからは考えられない。きっと、そんなことをしても誰も槇野くんを傷つけたりしないのだろう。そのまま受け入れてくれる、そんなチームなんだろう。
工藤先輩をはじめとする先輩方も槇野くんに習って、技を試してる。
失敗してボールを追いかけている工藤先輩に、梨花子が「可愛い!」と、キュンとしたように胸を押さえた。
まあ、工藤先輩は直ぐに出来てたけど……いいな、センスのある人は……
羨ましい。だけど、そんな人を見るのが今の私の楽しみだ。
やんややんやの手拍子の中で、ふわり、信じられない距離からダンクシュートを決めたりしている。決めた後、俯いてしまうのは、あんな派手なことをしても恥ずかしがりやさんだから。
だけど、非常に格好いいので女バスの隣でするのは止めて欲しい。初めて披露した時は歓声が黄色かった。私が一番最初に見せて貰ったんだからねという謎の優越感はあったけれど、自分に自信がないので、やっぱり止めて欲しい。
他にもダンクできる人はいるのだから、そっちを見て。
工藤先輩が引退しちゃったら、女子の人気が槇野くんだけに集中しちゃうんじゃないかと今から心配している。お願い、だから、トーナメントは引退が伸びるくらい勝ち続けますように!
「唯、あっちのコート見すぎ!」
梨花子につっこまれる。
「……だってさ」
「まあね、明るくなったよね、槇野」
槇野くんは、今度はフリースタイルの技を披露していた。
先輩の前でそんな《《格好つけた》》事をするなんて以前の槇野くんからは考えられない。きっと、そんなことをしても誰も槇野くんを傷つけたりしないのだろう。そのまま受け入れてくれる、そんなチームなんだろう。
工藤先輩をはじめとする先輩方も槇野くんに習って、技を試してる。
失敗してボールを追いかけている工藤先輩に、梨花子が「可愛い!」と、キュンとしたように胸を押さえた。
まあ、工藤先輩は直ぐに出来てたけど……いいな、センスのある人は……
羨ましい。だけど、そんな人を見るのが今の私の楽しみだ。



