「梨花子~! 今、下に工藤先輩いた!」
私が話しかけると、梨花子はちょっとほっとした顔をみせた。さっきの、気にしちゃったのかもしれない。
私は勢いに任せて続けた。
「話しかけてくれてね、それで……すっごい格好良かった。すっごい背も高いし! にっこり笑った! 梨花子が憧れるの、わかる」
「ええ、ずるい、私も見たい!」
由紀恵もそう言って
「そうでしょー、可愛いし格好いいの」と梨花子が得意気に笑った。
「梨花子がドヤッてどうすんのよ」と由紀恵がケラケラ笑う。
「私の推しだから!」
「あはは!」
雰囲気が元に戻ってほっとした。気をつけよう、そう思って前に向き直った。その瞬間、ふっと槇野くんが顔だけこちらに向けた。
「……背は、俺の方がちょっと高い」
そう言って、すぐに顔を戻した。
「へ?」思わず情けない声が出て背中を見つめた。
うん?ああ、工藤先輩より槇野くんの方がちょっと背が高いのか。そうか、教えてくれてありがとう。
「バスケしてる時はほんっと格好いいんだよ。特に試合! ねぇ見においでよ。声かけるからさ」
「うん、行きたい! やっぱり上手い人の試合は見応えあるよね」
「GWに試合形式のゲームあるよ、N高との。女子は見学だから一緒に見れるよ。ねえ、槇野!」
梨花子が槇野くんの背中に声をかける。
ふ、と槇野くんの視線が私に移る。いいのかな、見に行って。
「うん」と頷いた瞳には拒否はなかった様に感じて
「行く」と答えた。
「私は、りっくんの方、見に行くね」
と由紀恵がにっこりと笑った。
私と梨花子は驚いて顔を見合わせた。
「ううう、話聞きたいよう」と横から梨花子の呻き声が聞こえた。
私が話しかけると、梨花子はちょっとほっとした顔をみせた。さっきの、気にしちゃったのかもしれない。
私は勢いに任せて続けた。
「話しかけてくれてね、それで……すっごい格好良かった。すっごい背も高いし! にっこり笑った! 梨花子が憧れるの、わかる」
「ええ、ずるい、私も見たい!」
由紀恵もそう言って
「そうでしょー、可愛いし格好いいの」と梨花子が得意気に笑った。
「梨花子がドヤッてどうすんのよ」と由紀恵がケラケラ笑う。
「私の推しだから!」
「あはは!」
雰囲気が元に戻ってほっとした。気をつけよう、そう思って前に向き直った。その瞬間、ふっと槇野くんが顔だけこちらに向けた。
「……背は、俺の方がちょっと高い」
そう言って、すぐに顔を戻した。
「へ?」思わず情けない声が出て背中を見つめた。
うん?ああ、工藤先輩より槇野くんの方がちょっと背が高いのか。そうか、教えてくれてありがとう。
「バスケしてる時はほんっと格好いいんだよ。特に試合! ねぇ見においでよ。声かけるからさ」
「うん、行きたい! やっぱり上手い人の試合は見応えあるよね」
「GWに試合形式のゲームあるよ、N高との。女子は見学だから一緒に見れるよ。ねえ、槇野!」
梨花子が槇野くんの背中に声をかける。
ふ、と槇野くんの視線が私に移る。いいのかな、見に行って。
「うん」と頷いた瞳には拒否はなかった様に感じて
「行く」と答えた。
「私は、りっくんの方、見に行くね」
と由紀恵がにっこりと笑った。
私と梨花子は驚いて顔を見合わせた。
「ううう、話聞きたいよう」と横から梨花子の呻き声が聞こえた。



