「りっくんは、どうするの? 」
「GW明けから始動開始! クラブチーム入るよ。そこそこ強いとこだから、ごめんね忙しくなってみんなに寂しい思いさせちゃうけど……」
「大丈夫!」間髪入れず、ビシッと梨花子が一蹴した。
「早いよ」
「あはは!」由紀恵がケラケラ笑う。
「私は寂しいよ」
山地くん本当は由紀恵に、そう言って欲しかったんじゃないかと、私が言ってしまってから思った。
「ありがとー! 唯ちゃんは優しいなあ!」
山地くんが大袈裟に泣き真似をして、喜んでみせた。それにも由紀恵が楽しそうに笑う。
「唯はどうするの?」
そう聞かれて、困るくらい何もなかった。
「えーっと、カケルと河川敷行くくらい……」と、言う。言ったものの虚しい。
「うんうん」と昨日カケルと会ったばかりの山地くんが頷いてくれる。
「唯って、あんまり自分のこと話さないよね」
多分、梨花子はそう思ったからそう言ったのだろうけど、つい責められてる気持ちになってしまった。
「話さないんじゃなくて、話せる事が何もないんだよ」
思わず口調が固くなってしまって、しまった……と思った。少し空気が変わった気がした。情けなくて嫌になる。八つ当たりだ。
「あ、喉渇いたからバナナミルク買ってくるねー」そう言って、無理にへらっとバカっぽく笑ってみせると、財布を掴んで教室を出た。少し早足になってしまった。
「GW明けから始動開始! クラブチーム入るよ。そこそこ強いとこだから、ごめんね忙しくなってみんなに寂しい思いさせちゃうけど……」
「大丈夫!」間髪入れず、ビシッと梨花子が一蹴した。
「早いよ」
「あはは!」由紀恵がケラケラ笑う。
「私は寂しいよ」
山地くん本当は由紀恵に、そう言って欲しかったんじゃないかと、私が言ってしまってから思った。
「ありがとー! 唯ちゃんは優しいなあ!」
山地くんが大袈裟に泣き真似をして、喜んでみせた。それにも由紀恵が楽しそうに笑う。
「唯はどうするの?」
そう聞かれて、困るくらい何もなかった。
「えーっと、カケルと河川敷行くくらい……」と、言う。言ったものの虚しい。
「うんうん」と昨日カケルと会ったばかりの山地くんが頷いてくれる。
「唯って、あんまり自分のこと話さないよね」
多分、梨花子はそう思ったからそう言ったのだろうけど、つい責められてる気持ちになってしまった。
「話さないんじゃなくて、話せる事が何もないんだよ」
思わず口調が固くなってしまって、しまった……と思った。少し空気が変わった気がした。情けなくて嫌になる。八つ当たりだ。
「あ、喉渇いたからバナナミルク買ってくるねー」そう言って、無理にへらっとバカっぽく笑ってみせると、財布を掴んで教室を出た。少し早足になってしまった。



