「・・・あれ。」
不思議に思って顔を上げると、そこには人。多分、男の子。
逆光で真っ黒になっちゃってよく見えないんだよね。
それにしても、ここになんのようかな?階段裏だから普段人来ないし、絶対見つからないと思ったんだけど。泣き顔見られちゃった、ちょっとサイアク。
「大丈夫そう・・・?」
相手のこが声をかけてきた。それも、この声は聞いたことあるぞ。これは絶対。
きーくんだ。
なんでここの場所分かったの?なんでこんなタイミング良い時に来てくれるの。でも泣き顔見られちゃった。気持ちを聞いてほしい、聞いてほしくない。

