君が描いた色の中で、もう一度君に恋をする

二人は並んでベンチに腰を下ろしていた。屋台で買ったクラムチャウダーとパンを食べる。冷たい空気の中で食べる温かなスープは、美味しかったのを覚えている。食べ終わって、私はそっと鞄から小さな包みを取り出す。赤いリボンを結んだ、クリスマスプレゼント。

「つ、翼。あの……これ」

少し緊張しながら、差し出す私。

「クリスマスプレゼント」

「えっ、俺に?」

翼の顔がぱっと明るくなる。

「わ! 嬉しい! 開けてもいい!?」

「うん」

翼が嬉しそうに包みを開いていく。そして、中から出てきたのは――。

「スノードームだ」

透明なドームの中には、小さなクリスマスツリーと雪だるま。その隣には、小さなプレゼントまで置かれている。翼がそっと揺らすと、ドームの中で白い雪がふわりと舞った。

「すごい。綺麗だ」

『嬉しい。俺のために選んでくれたんだ』

雪がゆっくりと降り積もり、イルミネーションの光を受けてきらきら輝く。翼はしばらくの間、それを眺めていた。

「ありがとう。大事にする」

そう言って、嬉しそうに笑う。

「一年中、飾る」

『絶対』

「ふふっ」

その言葉がおかしくて、過去の私と同じように笑う。