君が描いた色の中で、もう一度君に恋をする

窓から差し込む陽光がまぶしくて、私はカーテンに手を伸ばした。――あ。思い出した。

「お、蒼井。やってくれるか?」

「え!? あの、ち、違くて……」

慌てている私。その姿を、少し離れたところから見つめる。ああ、そうだった。カーテンを閉めようとしただけなのに、プール清掃に立候補したと思われたんだ。必死に説明しようとして、オロオロしている。……ふふ。思わず苦笑してしまう。

「ほか、やってくれるやつー?」

先生が教室を見回した。すると――隣の席にいた翼が、まっすぐ手を挙げた。

「俺、やる」

『カーテン閉めようとしてただけなのにな。蒼井がやるなら、俺もやる。絶対やる』

……翼の意気込み、すごい。すると、

「翼がいるなら、私たちもやる~!」
「俺も~」

キラキラした男女グループまで、次々と手を挙げていく。