君が描いた色の中で、もう一度君に恋をする

グルグルと描かれた黒い線が、私の身体に巻きついてくる。

「待って! まだ私――!」

叫んだ瞬間、視界が真っ暗になった。そして、次に目を開けたとき。私は、絵の前に立っていた。目の前にあるのは――真っ黒な絵。

「…翼」

返事はない。その場に力なく座り込む。涙が次から次へと頬を伝っていく。

「こんなの、こんなのって…ないよ…」

何時間そうしていたのだろう。ようやく立ち上がれたときには、窓の外は夕暮れに染まっていた。