翌日。
午後の講義が終わり、直充は教室を出た。
廊下には、次の講義へ向かう学生や、友人と話しながら歩く学生、階段を下りていく学生がいる。
その間を抜けながら、鞄へ手を添えた。
中には、昨日見つけた日誌が入っている。
「…………」
六月二十六日。
――もう一度――
そこで何枚かのページが抜け落ちていた。
時計について、もう一度何かを試そうとした。その直後に何があったのかは分からない。
「…………」
そして直充の鞄には、もう一つ。
金色の懐中時計。
古い資料室で見つけたものだ。
日誌に書かれていた時計が、これと同じものなのか。まだ断定はできない。
ただ、似ている。
あまりにも。
「…………」
直充は足を止めた。
廊下の先には、普段ほとんど使わない階段がある。その向こうに古い資料室があった。
時計を見つけた場所。
「…………」
昨日、考えた。
欠けたページがあそこにあるとは限らない。
そもそも、日誌に書かれていた『倉庫』が、あの資料室だったのかも分からない。
けれど、何も手掛かりがないなら。
探す場所は、そこしかなかった。
直充は階段へ向かった。
午後の講義が終わり、直充は教室を出た。
廊下には、次の講義へ向かう学生や、友人と話しながら歩く学生、階段を下りていく学生がいる。
その間を抜けながら、鞄へ手を添えた。
中には、昨日見つけた日誌が入っている。
「…………」
六月二十六日。
――もう一度――
そこで何枚かのページが抜け落ちていた。
時計について、もう一度何かを試そうとした。その直後に何があったのかは分からない。
「…………」
そして直充の鞄には、もう一つ。
金色の懐中時計。
古い資料室で見つけたものだ。
日誌に書かれていた時計が、これと同じものなのか。まだ断定はできない。
ただ、似ている。
あまりにも。
「…………」
直充は足を止めた。
廊下の先には、普段ほとんど使わない階段がある。その向こうに古い資料室があった。
時計を見つけた場所。
「…………」
昨日、考えた。
欠けたページがあそこにあるとは限らない。
そもそも、日誌に書かれていた『倉庫』が、あの資料室だったのかも分からない。
けれど、何も手掛かりがないなら。
探す場所は、そこしかなかった。
直充は階段へ向かった。



