極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛デート編



ナツ君はさっきよりずっと心の奥深くを覗こうとしてるみたいな目をしてた。



「……紗知の顔、俺にいたずらされて困ってる時の顔してない? さっきからずっとそう」  



真剣な顔でみつめてくる。
言い訳したいのに、どきどきして動けない。



「しかもいつもより溶けてんの。なんか目がとろんて潤んでるのが不思議で」



片手で頬を包まれたから、ぷいっと顔を背けてシーツをぎゅっと握った。
だってナツ君にはなにもかも、すぐにバレてしまいそうで。



「普段言わないようなこと言ってくるのもおかしいって思ってたし」



それなのに強引に顎を引かれてまた目と目が合う。



「だとしたら、おかしくさせたのって俺しかいないよね?」



「……な、なんの話してるのかな」



素人の大根芝居が役者さんに通用するわけがなくて、はぐらかそうとしたらいろんなところにキスされた。



「ひゃぁっ、そこや、っ……」



一晩中触れられていたせいか、いつもより過剰に反応してしまう。




「全然足りないって顔してるけど。何があったかちゃんと教えて」




……すぐに気づかれた。
だけどほんとのことなんて言えない。
そんなの恥ずかしくて死んじゃう。



「ふーん、返事しないんだ。じゃあもうキスはやめ。代わりにそれ以外のことしよっか」




息を飲むほど綺麗で妖艶なあの微笑みを浮かべて、ぺろりと舌を見せてナツ君はいたずらに笑って見せた。