極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛デート編




ちょ、直接……?
どうしよう。
もう、いっそ振り向く?
そしたら服は直せると思うけど、起こしてしまうかな。



それに起きなかったとしても、向き合ったら高確率でお尻を触られる。
……それは嫌。



ナツ君は安らかな寝息を立ててる。
こんなに頑張ってるんだから寝顔くらい眺めたいけど、それも我慢だ。
それなのにナツ君の手は遠慮なし。



腰から脇腹へ移動して、そこからまたお腹へ向かっていく感触にきゃぁ、って叫びそうになるのをどうにか飲み込む。


 
ガードが必要だと今さら気づいて胸の前で両手をクロスしたら二の腕をさわさわ。
ちょっと油断したら、がばっと足まで絡めてきて今度は身動きが取れなくなった。



抱き枕の気持ちが今ならわかる。
近すぎるにも程があるし、小さな寝息は耳元にかかるしでもう何がなんだか。



時間が過ぎていくうちに、だんだんどこをどう触られているのかもわからなくなってきた。
頭のなかが朦朧としてきてため息みたいな吐息が漏れる。
それを圧し殺すのに必死で、服の乱れなんか気にしている余裕もない。



翻弄されて息も絶え絶えになって、いつの間にか鉄壁のつもりのガードが緩みそう。



お肉がなさすぎて逆にコンプレックスなそこだけは死守したい。
あちこち触られて声が出そうになるのをふぅふぅと呼吸法で乗りきったけど、いつか突破されそうで気が抜けない。